ウルティマ1 The First Age of Darkness (第1暗黒期) 1980年

モンデインの父は立派な魔法使いでしたが、息子のモンデインは魔法使いとしての才能は凄いものがありながら、性格が歪んでいました。 魔法で動物を次から次へと殺して楽しんだりしていたのです。モンデインが15才になったときに父はモンデインを呼んでこう言いました。
「モンデイン、おまえは今のままでは魔法使いとして失格だ。よって今日から修行に出す。 一年間魔法を使用せず、修道院で己の徳を磨きなさい。 その厳しい修行を乗り越え慈悲と謙譲の心を身につけたら、この太陽の力を持つ魔法のルビーの玉(宝珠)をあげよう。」と。
ところがその夜、モンデインは父を殺してそのルビーを奪ってしまったのです。
その魔法のルビーをブラックジェムに変えたモンデインは地獄の悪魔やモンスターを呼びだし、ソーサリアを暗黒の世界として支配、 ソーサリアをブラックジェムに閉じこめ、自分は1000年過去の世界からソーサリアを支配するという無敵の体制を作りました。
あらゆる策がなくなったロードブリティッシュは、思わず銀の蛇のペンダントを握りしめました。すると、地球から一人の男が現れたのです。 伝説の男――近い将来、『アバタール』と呼ばれることになるその男は、ロードブリティッシュの願いを聞き入れ、モンデイン討伐の旅に出ました。 その旅は決して楽なものではありませんでした。

ソーサリアの様々な怪物を倒し、スペースシャトルに乗って宇宙に出向き、タイムマシンに乗って1000年前の世界に行き、 そこでついにコウモリに変身したモンデインを追いつめ息の根を止めました。 ルビーの宝珠はこなごなに砕けソーサリアは解放されました。 (これがUOのオープニングのシーンです。つまり、UO世界はアバタールがいない平行世界なのです)





ウルティマ2 副題、The Revenge of the Enchantress (第二暗黒期)1982年

モンデインの弟子であり愛人でもあったミナックス(女魔法使い)が復讐を誓い、ブリタニアを攻撃してきました。
ミナックスはモンデインよりもさらに邪悪なエネルギーを持ち、時を操る魔法使いでした。
ミナックスはソーサリアの各地にタイムドアという時間や空間を飛ぶことの出来るドアを設置しました。 それによりこの物語は「伝説の時代」「パンゲアの時代」「紀元前」「未来」「崩壊後」の5つの時代を股に掛けて繰り広げられます。
ミナックスは時をさかのぼり過去を書き換えることで、伝説の男(アバタール)の誕生を阻止し、 モンデインの滅亡さえ書き換えてしまおうと企てたのです。
そこで、ロードブリティッシュは時代をさかのぼり地球のイギリスに出かけ、伝説の男の誕生を守り抜きました。
やがて成長した伝説の男は、再びロードブリティッシュの呼びかけに応え、宿敵ミナックスを倒すことが出来たのです。





ウルティマ3 副題、Exodus (第三暗黒期) 1983年

エクソダスはモンデインとミナックスの子供とも言われていますが、その実体は人工知能を持ったコンピューター。 このコンピューターにモンデインとミナックスは全ての邪悪なものをプログラムとして入れていました。 そのプログラムはモンデインが死に、ミナックスが死んだ後も着々と進行していたのです。
ある日、ブリタニアの海に海中から突然、炎の島が浮かび上がりました。(UOにもこの島はあります)
そして、その島の付近を通過した船の乗り組み員が全員行方不明になるという事件が起こりました。 謎の文字「Exodus」と、その船の看板に書かれていたのです。
時を同じくして、ブリタニア中で、モンスターが出没し、再びブリタニアは危機になります。 ロードブリティシュは、再びあの男を呼ぶことにしました。 恐ろしい敵がいる見抜いたのです。ロードブリティッシュが銀のペンダントを握りしめると、今度は4人の男が現れました。 (ウルティマ3からパーティシステムに変化したためです) 伝説の男は3人の仲間を連れ、エクソダスを破壊する旅にでます。 最後にエクソダスをコンピューターと見抜いた伝説の男は、コンピューターなら破壊のプログラムがあるはずと読みとったのです。
その破壊のプログラムこそが、4つのカード。
愛(Love)、太陽(Sol)、月(Moons)、死(Death)。伝説の男は、今回もブリタニアに平和をもたらしました。




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