ウルティマとUOの小ネタ


炎の島】

炎の島とはUOではヒスロス島のことです。ヒスロスでルーンをマークをすると "Island of Fire"と地名が刻まれます。炎の島では様々なドラマが展開されました。アバタール島というのもヒスロスのことになります。

RECDU、RECSU】

UOでは新大陸(T2A)と旧大陸を結ぶ移動の呪文ですが、ウルティマ3ではダンジョンの階層を移動する魔法の呪文として登場します。


【アバタール政策】

ブリタニアの8つの街の市民にそれぞれの徳を信奉させ、徳を持ってブリタニアを統治しようという政策です。また、徳が生み出す善性のエネルギーによって、邪悪な存在がブリタニアに入り込むことが出来ないようにするためのものでもあります。
全ての徳を極めた人間をアバタール、一部の徳を極めた者をパーシャルアバタールと呼びます。

【アバタール】

アバタールはインド神話に出てくる神の化身であり、厳しい修行を極めて悟りを開いた人のことです。
ウルティマではアバタールと言えば、伝説の英雄その人のことを呼ぶようになりました。


ロードブリティッシュはアバタール政策として、ブリタニアの8つの都市に8つの徳を信奉させ、それぞれに神殿を設けました。神殿ではマントラを唱えるとご利益があるようです。

【シャドーロード】

・モンデインを倒した時に壊れたルビーの宝珠が3つに割れ、そこから3体のシャドーロードが誕生しました。
・偽りの化身「ファウルネイ(=Faulinei)」、憎悪の化身「アスタロス(=Astaroth)」、卑劣の化身「ノスフェンター(=Nosfentor)」の3体でそれぞれ徳の3原則「真実」「愛」「勇気」の裏返しとなっています。

ガーディアンがひとつのシャードを破壊すると第4のシャドーロードが誕生するという噂が……。


ロードブラックソンの徳の解釈

誠実 嘘をついたら舌を抜く。
慈悲 人を助けぬものは同等の苦労を。
武勇 挑まれたら死ぬまで戦う。
正義 自首せぬ者は死刑。
献身 収入の半分は寄付せよ。違反者は財産没収。
名誉 不名誉な行動をしたものは自殺せよ。
霊性 徳に背くものは死刑。
謙譲 自慢するものも死刑。

【派閥

フェルッカの派閥シャドーロード派は、Ultima 6のシャドーロードから来てるわけです。つまりブリタニアの徳の3原理の裏返しを信奉する悪の集団ですね。
時代背景から言うとミナックスが倒れたずっと後に登場するのですが、UOはウルティマ全シリーズを凝縮したような構造になっています。

CoM(メイジ評議会)はライキューム大学を主席で卒業した魔術師ジェンサールがロードブリティッシュの許可を得て作った組織です。しかし、ロードブリティッシュが徳治政策を推し進める時に、それに反対し、サーペンツホールドに渡って抵抗組織となりました。最終的にロードブリティッシュの失政とミナックスのフェルッカでの圧制に対抗し、第三勢力として派閥争いを展開しています。

UOのバックストーリーにもロードブリティッシュとロードブラックソンの争いがありました。徳の衛兵(Virtue Guard)の制度が確立された時です。二人はなんとか妥協点に達し、8つの徳を備えた衛兵とブラックソンのシンボルであるChaosの衛兵の両方が共存することになりました。

【ムーンストーン】

6からムーンストーンが登場します。これは神殿に置かれており、そのムーンストーンを地面に埋めることにより月の相との関係でその場所に移動できるというものです。懐かしい……^^;UOのムーンストーンとはちょっと違います。

【ストーンズ】

Ultima であちこちのキーポイントとなる曲です。

アバタールコンパニオンのイオロが作曲し、妻グエナが詩をつけて歌った曲で、ブリタニアの国民歌謡です。この曲はUOのログイン時に流れるあの曲です。


  『ストーンズ』   作詞、グエナ、作曲、イオロ

遠い昔、夢追う民に光ありき、その民、情と意思と力を持てり、
かれらは大地を動かし、石を削り、山を造り、川を通した。
そしてわれは立つ。このウィルトシャーの平原に。

かかる巨石の柱を並べたる、いにしえの民よ。
そは何者なるや、いかにして造りたもうたか。
夜になにをなされたか、昼になにを祈られたか、
このウィルトシャーの平原に立ちてわれ思う、
この思い通じたるならば、いかなる秘密を教えられんや、
ちまたの喧騒は押し黙らん。

しかし石は語らず、いにしえ人の来る気配なし。
凍てつくウィルトシャーの大地に黙然とたたずむのみ。
霧に織り込まれ、歳月の帯は巻かれゆく

しかしわれは同胞に言う。「彼らはここにいる」と。
彼は我々をここに作りて、訳を告げず、この世を去れり
今はただ、ウィルトシャーの草原に立ちたるを感ずるのみ。

【ガーゴイル】


ガーゴイル族は独自の文化と文明と言語を持つ誇り高き種族です。彼らの国をガークランドと呼ばれています。
ガークランドはグレートステージアンアビスの最深部Codexの部屋を通じて、人間世界と密接な関係を持っていました。

ガーゴイル族は卵を生む女王以外は皆、雄です。
ガーゴイルには翼のあるガーゴイルと翼のないガーゴイルが存在します。
翼のないガーゴイルは労働階級で力は強いのですが知能は低く、翼のあるガーゴイルは知識階級で知能が高く魔法も使えます。
(UOでさまよっているアレは知識階級ということなんでしょうか。)

女王から生まれた卵は成長するまで知識階級のガーゴイルが育てることになっています。
有翼か無翼かはある程度成長するまでわからず、そのため、家族主義の強い種族です。
そのため「統一性」というテーマが種族の公理となっています。

【ガーゴイルの倫理観】

ガーゴイルは決して野蛮な種族ではなく、人間とは違う価値観を持ち、しっかりとした考え方をもって生活する文化的な種族です。
種族の「統一性」から「管理」と「情熱」と「勤勉」というテーマが生まれます。これがガーゴイル族の三原則です。
そして管理は「目標」を生み、情熱は「感情」を生み、勤勉は「忍耐」を生みます。
管理と情熱あるところに「均衡」が生まれ、情熱と勤勉があれば「達成」を導きます。
そして勤勉と管理により「正確」を生じます。管理と情熱と勤勉が揃えば「統一」をもたらし、全てを超越して「秩序」が存在します。
これがガーゴイルの8つの徳にあたるものです。

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